解決せぬ長打不足、誤算に終わった“大砲2人” 165キロ男は8登板…広島の助っ人診断

広島を退団したライアン・マクブルーム(左)とマット・デビッドソン【写真:荒川祐史、矢口亨】
広島を退団したライアン・マクブルーム(左)とマット・デビッドソン【写真:荒川祐史、矢口亨】

デビッドソンはチームトップの本塁打をマークするも…確実性の低さが露呈

 今季セ・リーグ2位でシーズンを終えた広島は17日、助っ人野手2人と来季の契約を結ばないことを発表した。長打力不足を補うことを期待されて入団した、ライアン・マクブルーム内野手とマット・デビッドソン内野手。しかし、大きなインパクトを残せず、長打不足に悩むチームを救うことはできなかった。

 マクブルームは昨季、主に4番として128試合に出場し、どちらもチームトップとなる17本塁打、74打点と成績を残した。しかし、今季は打率.221、6本塁打、31打点。「左投げ右打ち」の大砲は、昨年から大きく数字を落として今季限りでの退団となった。

 同じくデビッドソンは、メジャー通算54発の長打力を引っ提げて今季から入団。19本塁打と長打力は見せたが、打率.210、44打点。入団前から懸念されていた確実性と打率の低さが露呈し、わずか1年で退団となった。

 投手陣はドリュー・アンダーソン投手が21登板、45回を投げて防御率2.20。ニック・ターリー投手は44登板で22ホールドだった。2021年に165キロを計測したロベルト・コルニエル投手は、8登板にとどまった。来季も続投となった新井貴浩監督。リーグ優勝を成し遂げるには、助っ人の活躍が大きな鍵を握る。

(Full-Count編集部)

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