山本由伸が141年の歴史を塗り替える? 契約金は最低257億円…古豪が獲得戦線に名乗り

オリックス・山本由伸【写真:荒川祐史】
オリックス・山本由伸【写真:荒川祐史】

FAランキングで投手3位のノラが再契約…投手1位の山本の契約額は?

 フィリーズのアーロン・ノラ投手が7年1億7200万ドル(約256億2700万円)で再契約したと、19日(日本時間20日)に複数の米メディアが伝えた。今オフのFA市場では、山本由伸、ブレイク・スネルに続き投手では3番目の評価がなされていただけに、山本の去就にも影響を及ぼしそうだ。

 ノラは2014年のドラフト1巡目(全体7位)で指名され、フィリーズ一筋で腕を振ってきた。2018年には17勝(6敗)をマークするなど、離脱も少なくローテーションを支えてきた。今オフにFAとなり、球団からのクオリファイングオファーは拒否。今FAの投手市場では3位に位置づけられていたが、愛着ある球団でのプレーを選んだ。

 ワールドシリーズを惜しくも逃した創設141年の古豪・フィリーズにとって、エース格であるノラとの再契約は大きなニュース。MLB公式サイトは「これはフィリーズ史上、投手としては最大の契約となる」と報道。エースのザック・ウィーラー投手との2枚看板が、来季も君臨する。

 そしてフィリーズはノラの再契約だけでなく、山本も狙う可能性があり、「情報筋によれば、NPBでパ・リーグMVPを2度、沢村賞(日本のサイ・ヤング賞)を3度受賞しているヤマモトを追う計画はまだある」と伝えた。FAランキングで下位に位置したノラが1億7200万ドルの契約を手にした今、山本の評価は“それ以上”になることはほぼ確実と言えるだろう。仮にフィリーズが獲得となれば、山本は必然と球団最高額を更新。2投手に500億円以上の大金をつぎ込むことになる。

(Full-Count編集部)

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