大谷翔平は40代でも「平均以上の選手」 米分析、常識を跳ね返す“未来予想図”

エンゼルスからFAとなっている大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルスからFAとなっている大谷翔平【写真:ロイター】

「ジ・アスレチック」は大谷の今後12年のWARを「48.7」と予測

 エンゼルスからFAになった大谷翔平投手。移籍先について、米メディアでは様々な予想がなされている。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は「ショウヘイ・オオタニのようなユニークな選手に対してどのように契約を構築するか?」として、打撃や走塁、守備、投球を総合的に評価して貢献度を表すセイバーメトリクスの指標「WAR」を12年先まで予測。41歳となる2035年時点でもリーグ平均レベルの選手であるとしている。

 記事は2024年から12年間の大谷のWAR数値を予測した。WARは、同じ出場機会分を最小のコストで代替可能な控え選手が出場する場合に比べてどれだけチームの勝利数を増やしたかによって計算される数値だ。打者一本で臨む30歳シーズンの2024年は3.6、投手として復帰が見込まれる2025年は「6.6」など高数値を推移し、40歳シーズンの2034年でも2.1、2035年も1.6。12年間のトータルは「48.7」としている。

 デビューから11年間プレーしているカージナルスのスター選手、ノーラン・アレナド内野手の「48」と比較できるレベルであることに言及。アレナドは現在32歳で、メジャーデビュー時は22歳だった。

 標準的な選手は30歳からWARが毎年0.5ずつ減少していくという調査に言及した上で、「41歳のオオタニはその時点でさえもほとんどリーグ平均レベル(2勝)の選手ということになる」と記事は説明。その頃の大谷は指名打者と救援投手としてプレーしている可能性が高いとも予想している。

“アラフォー”になってもメジャーで一定レベルの活躍が見込まれている大谷。このオフにどんな契約を結ぶだろうか。

(Full-Count編集部)

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