小久保監督から「このままだったら終わるぞ」 鷹26歳捕手、突きつけられた“現実”

契約更改に臨んだソフトバンク・海野隆司【写真:竹村岳】
契約更改に臨んだソフトバンク・海野隆司【写真:竹村岳】

海野隆司捕手が契約更改の臨み100万円ダウンの1200万円でサイン

 ソフトバンクの海野隆司捕手が28日、PayPayドームで契約更改交渉に臨んだ。100万円ダウンの1200万円(金額は推定)でサインした。「悔しいシーズンだった」と振り返る中で、小久保裕紀新監督からの言葉が胸に残っている。「このままだったら終わるぞ」。自分の現状を、真っ直ぐな言葉で突きつけられた。

 4年目の今季は開幕1軍入りも8試合出場にとどまり、安打も打点も0だった。ウエスタン・リーグでは52試合に出場して打率.212、4本塁打、16打点。1軍で47試合出場を果たした2022年から成績を落とし、悔しさが残るシーズンとなった。「このままだったら終わるぞ」とは2軍監督だった小久保新監督から呼び出されて言われた言葉だといい「本当にやらないといけないな」と背筋が真っ直ぐ伸びた。

「拓也(甲斐拓也捕手)さんからよく言われていたのは『キャッチャーは我慢すること』だと。でも前半は本当に、そんな言葉も全く頭になかった」と、多くの先輩からも支えられた。外野手も兼務していた谷川原健太捕手が、来季は捕手に専念する。ライバルたちとの競争を勝ち抜き、自分だけの居場所を作る。

(竹村岳 / Gaku Takemura)

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