山本由伸だけが持つ“影響力” 投手充実でも「獲得すべき」…米記者の仰天プラン

オリックス・山本由伸【写真:荒川祐史】
オリックス・山本由伸【写真:荒川祐史】

先発投手が充実しているマリナーズも「興味を持っているだろう」

 今オフのメジャーリーグFA市場では、先発投手の需要が高まっている。中でもNPBで3年連続の投手4冠(最多勝、最優秀防御率、最高勝率、最多奪三振)に輝いたオリックス・山本由伸投手への評価は高く、たとえ投手が充実していても「獲得すべき」と提言する米メディアもいた。

 27日(日本時間28日)に放送された米スポーツ局「MLBネットワーク」内の番組「ホット・ストーブ」で、同局のジョン・モロシ記者が山本について言及。「彼は(FAの選手にしては)若いので、唯一無二の存在だ。ドジャース、ジャイアンツ、マリナーズが特に興味を持っているだろう」と話した。

 今季のマリナーズはエースのカスティーヨだけでなく、26歳のギルバート、25歳のカービーも2桁勝利を挙げた。他にもミラーら、期待の若手投手陣も多く、先発は豊富にも見える。にもかかわらず、なぜ山本の補強に積極的になる必要があるのだろうか。

 モロシ記者が提案したのは、山本を獲得することにより、他の投手をトレード要員とする仰天プラン。「(強化された)投手層を使って、補強が必要な野手とトレードすることができる」と話した。今季、ワールドシリーズに進出したダイヤモンドバックスですらオープナーを採用するなど、先発投手陣が不足したチームが多く「先発層が厚ければ、そのチームは(それだけで)非常に優位に立っているということだ」と説明した。

 山本は来季で26歳になるシーズン。「32、33歳の投手のように、マイル数(肩の消耗具合)を気にしなくてもいい。彼はこの年齢にしては、完璧な投手だ」と同記者。総額2億ドル(296億円)とも言われる大型契約を結べば、思わぬメリットが生まれるかもしれない。

(Full-Count編集部)

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