鷹戦力外・森唯斗がDeNA入団会見「腕がちぎれてもいい」　青ネクタイで登場…背番号38

青ネクタイで登場「一番最初に声をかけてくれたところにすると決めていた」

　ソフトバンクを今季限りで戦力外となりDeNAに加入した森唯斗投手が1日、横浜市内の球団事務所で入団会見を行った。新天地でプロ11年目を迎えることになった31歳は「野球できるチャンスをいただいた横浜さんに感謝。腕がちぎれてもいい気持ちでいるので死ぬ気で投げます」と再起を誓った。

　森は2013年ドラフト2位でソフトバンクに入団。新人だった2014年から7年連続で50試合以上に登板と鉄腕ぶりを発揮した。2018年からは守護神として3年連続30セーブ以上をマークし、2018年には最多セーブのタイトルを獲得していた。

　今季は先発として6試合の登板で2勝3敗、防御率4.60だった。「多少ありましたし、まだまだもっと力を発揮できるかなと思っています」と手ごたえも。「あまり1軍では投げられていないが、自分自身ではやれると思っている。行けと言われたところで腕を振るだけかなと思っています」と自信を口にした。

　戦力外通告を受けた後、DeNAから最初にオファーを受けたことを明かした。この日はネイビーのスーツと青のネクタイを着用し、来季はグラブにも青を入れる予定など、すでに気持ちは新天地に。「一番最初に声をかけてくれたところにすると決めていた」「このオフにしっかりトレーニングしてもうひと花、ふた花咲かせたい」。結果で恩返しするつもりだ。

　背番号はソフトバンク時代から着用していた「38」に決定。「10年間つけさせていただいて、横浜さんでも付けられるのは運命かなと。引退するまで38をつけられたらいいなと思っています」と愛着を明かす。初めてのセ・リーグだが「しっかりこのオフ、送りバントの練習をしておきたいなと思っています」と打席に立つ意欲も見せた。