“最強コンビ”も戦力外…高かったプロの壁 歴代最多記録保持者に突きつけられた現実

阪神・高山俊(左)とロッテ・菅野剛士【写真:小林靖】
阪神・高山俊(左)とロッテ・菅野剛士【写真:小林靖】

今年は六大学から4人がプロへ…慶大・廣瀬は通算本塁打4位タイ20本

 今オフも多くの選手が戦力外通告を受けた。阪神の2015年ドラフト1位・高山俊外野手とロッテの2017年ドラフト4位・菅野剛士外野手は明大時代の同期だが、くしくも同じタイミングで岐路に立った。菅野はロッテと育成契約を結び、高山の去就はいまだ発表されていない。

 実はこの2人、今も破られていない東京六大学野球の記録を持っている。高山は通算最多安打(131安打)。競合1位でプロの門を叩き、ルーキーイヤーに球団新人最多となる136安打を放って新人王と好スタートを切ったが、8年目の今季は初めて1軍出場なしに終わって戦力外となった。

 菅野は通算最多二塁打(28本)の記録保持者だ。日立製作所を経てロッテ入りすると、2020年には自己最多の81試合に出場して打率.260、2本塁打、20打点と躍動。しかし今季は6試合の出場に終わっていた。

 当然のことながら、プロで活躍し続けるのはとてつもなく難しいことだ。今年も六大学からは明大の上田希由翔内野手(ロッテ1位)、石原勇輝投手(ヤクルト3位)、村田賢一投手(ソフトバンク4位)、慶大の廣瀬隆太内野手(ソフトバンク3位)と4人がプロに進む。廣瀬は通算本塁打で早大・岡田彰布(現阪神監督)に並ぶ4位(20本)という記録を持っているが、プロの舞台でもその実力を発揮することが期待される。

(Full-Count編集部)

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