オリックスにまた“秘密兵器” 育成1年目23歳が155キロ…晩秋とは思えぬ剛球連発

オリックス・才木海翔【画像:パーソル パ・リーグTV】
オリックス・才木海翔【画像:パーソル パ・リーグTV】

オリックスの育成2位右腕・才木海翔がアジアWLで155キロをマーク

 台湾で行われている「2023アジア・ウインター・ベースボール・リーグ」(WL)でオリックスの育成ドラフト2位ルーキー・才木海翔投手が衝撃投球を披露した。11月30日の試合で1点リードの9回に登板し、最速155キロをマークして3人で締めた。来季注目の23歳だ。

「NPBレッド」の一員としてWLに参加している才木は、2-1で1点リードした9回にマウンドへ。先頭打者を二ゴロに打ち取ると、続く打者は変化球で空振り三振、そして最後は155キロで見逃し三振に仕留めてセーブを挙げた。左打者のアウトローへ、糸を引くような剛球が捕手のミットに吸い込まれている。

 北海道栄高、大阪経済大を経て、昨年の育成ドラフト2位でオリックスに入団した23歳。1年目の今季は2軍で10登板、0勝0敗、防御率6.97。10回1/3を投げて10三振を奪っている。セイバーメトリクスの指標などを用いてプロ野球の分析を行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)のデータによると、速球の平均球速は146.8キロだった。

 しかし、このリーグでは4登板で4回を投げて7奪三振で防御率0.00。進化の跡がうかがえる。エース・山本由伸がポスティングシステムによるメジャー移籍を目指し、左腕・山崎福也が日本ハムへFA移籍したオリックス投手陣だが、若き力が次々と台頭する。

 リーグ4連覇のピースとなるか。背番号「031」を背負う23歳の今後に注目が集まる。

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