今季の戦力外は宝の山? 昨季の2倍超え、4球団が3人以上…異次元ペースで新天地へ

オリックス入りした井口和朋、ヤクルト入りした西川遥輝、中日入りした中島宏之(左から)【写真:荒川祐史、竹村岳】
オリックス入りした井口和朋、ヤクルト入りした西川遥輝、中日入りした中島宏之(左から)【写真:荒川祐史、竹村岳】

6日にはオリックスが元ハム井口ら3選手と育成契約

 来季から2球団がNPBの2軍に参戦するなど、選択肢が広がった今オフ。戦力外を受けた選手が驚異のペースでNPBの新天地を見つけている。6日にはオリックスが前日本ハム・井口和朋投手ら3選手を獲得。昨季の2倍以上となる21人が再びNPBとの契約を勝ち取った。

 オリックスはこの日、井口のほかに、元巨人・香月一也内野手、元広島・木下元秀外野手を獲得。すでに3球団が、今オフに戦力外通告を受けた選手を3人以上獲得している。

 最多は中日とDeNAの4人。中日は元巨人・中島宏之内野手、元ソフトバンク・上林誠知外野手、元阪神・山本泰寛内野手を支配下で獲得し、元阪神・板山祐太郎外野手とは育成契約を結んだ。DeNAは元ソフトバンク・森唯斗投手、元オリックス・中川颯投手を支配下で獲得。元巨人・堀岡隼人投手と元ソフトバンク・九鬼隆平捕手とは育成契約を結んだ。

 ヤクルトも現役最多332盗塁を誇る西川遥輝外野手ら3選手を獲得。元ソフトバンク・嘉弥真新也投手、増田珠内野手も初めてセ・リーグでプレーすることになる。西武は炭谷銀二朗捕手が古巣復帰。楽天、ロッテ、日本ハム、ソフトバンク、巨人も戦力外選手の獲得を発表した。

 今オフ、戦力外選手の獲得を発表していないのは広島、阪神の2球団のみ。昨オフの9人から大きく増えた。一方で、2007年高校生ドラフト1巡目で入団した元DeNA・田中健二朗投手や2軍で打点王の元楽天・和田恋外野手らの去就はいまだ発表されていない。

(Full-Count編集部)

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