過熱する大谷翔平の去就報道、各球団の状況は ド軍監督は手応え、撤退の噂も

エンゼルスからFAとなっている大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルスからFAとなっている大谷翔平【写真:Getty Images】

ドジャースのロバーツ監督は面談したことを明かし「いい感じ」と手応え

 米テネシー州ナッシュビルで行われているメジャーリーグのウインターミーティングが5日(日本時間6日)、2日目を終えた。エンゼルスからフリーエージェント(FA)となっている大谷翔平投手の去就報道も過熱している。ここまでの各球団の状況を見てみる。

“最有力”とされるドジャースのデーブ・ロバーツ監督は5日(同6日)、会見で数日前にドジャースタジアムで大谷と面談したことを明かし「いい感じだと思う」と納得の表情だった。「私達にとって、明らかにショウヘイが最優先事項だ」と獲得の重要性を強調した。

 また、ブルージェイズも“大穴”候補として挙げられている。前日4日(同5日)、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」の敏腕記者、ケン・ローゼンタール氏が、球団関係者と大谷がフロリダ州ダニーディンの球団スプリングトレーニング施設で会ったと報じた。同日、ブルージェイズのロス・アトキンスGMは「スケジュールの問題」とメディア関係者と直接対面せず。また、ジョン・シュナイダー監督も同日の予定していたメディア対応を1日ずらすなど、“不穏な動き”もあった。

 エンゼルスも再契約に躍起になっている。ただ、ロン・ワシントン新監督は「今はその件にはあまり触れたくない。外に漏らしたくないから」と大谷との契約状況については口を塞ぐ。ペリー・ミナシアンGMは「イッペイは最高だ。私から言えることはそれだけだ。アイ・ラブ・イッペイ」と上機嫌に冗談を話したが、具体的な状況は語らなかった。

 候補の一つとして挙げられていたカブスは“一歩後退”とも報じられたが、5日(同6日)にジェド・ホイヤー球団編成本部長が「どこからその報道がでてきたか分からないけど、そういう報告はきていない」と否定。ただ、クレイグ・カウンセル監督は面会はしていないと話している。

 同じカリフォルニア州のジャイアンツも候補の一つ。4日(同5日)にファーハン・ザイディ編成本部長は「間違いなく、ファンを興奮させないといけない」と話し、大物FA選手の獲得を示唆していた。ブレーブスが急浮上するなど未だ様々な報道が流れるが……。“Xデー”が近づいていることだけは間違いない。

(Full-Count編集部)

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