CY勝右腕に防御率1点台…無双した新助っ人 移籍後1年で戦力外も、DeNAの補強診断

DeNAのトレバー・バウアー(左)とJB・ウェンデルケン【写真:荒川祐史、矢口亨】
DeNAのトレバー・バウアー(左)とJB・ウェンデルケン【写真:荒川祐史、矢口亨】

バウアーは10勝4敗、防御率2.76、2完投の好成績

 DeNAは今季、74勝66敗の3位で2年連続のAクラス入りこそ果たしたが、阪神の独走を許す形になった。昨オフはサイ・ヤング賞右腕のトレバー・バウアーを電撃獲得に野球ファンを驚かせたが、補強の結果はどうだったのだろうか。

 バウアーは5月に日本デビュー。前半戦こそ打ち込まれる場面が目だったが、結果的に19試合で10勝4敗、2完投、防御率2.76の好成績を残した。怪我で離脱し、9月以降は登板なしに終わったが、中4日で登板し、メジャーの実力を見せた。

 シーズン前には交換トレードで京田陽太内野手を獲得。京田は前年の43試合から2倍以上となる93試合に出場し、打率.227、1本塁打、9打点だった。遊撃だけでなく、三塁も一塁も守った。来季は遊撃のレギュラーダッシュに期待がかかる。

 昨オフに獲得した右腕JB・ウェンデルケン投手は61試合に登板し、2勝2敗3セーブ33ホールド、防御率1.66の好成績を残した。来シーズンも残留が決まっている。また、現役ドラフトで加入した笠原祥太郎投手はわずか2試合の登板に終わり、1年で戦力外通告を受けた。

 今オフには今永昇太投手がポスティングシステムによるメジャー移籍を目指し、石田健大投手が国内FA権を行使。バウアーの去就も不透明だ。悲願の日本一へ、どのような補強をするのだろうか。

(Full-Count編集部)

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