中日の救世主へ…24歳“ロマン砲”が異国で無双 9戦4発量産、衝撃の「1.293」

中日・鵜飼航丞【写真:小林靖】
中日・鵜飼航丞【写真:小林靖】

鵜飼航丞は台湾WLで4本塁打、8打点、打率.346、OPS1.293の好成績

 中日期待の大砲候補のバットが止まらない。台湾で行われている「2023アジア・ウインター・ベースボール・リーグ(WL)」に参戦している鵜飼航丞外野手は、9試合を終えてキングを独走する4本塁打だけでなく、4位の8打点、打率.346、OPS1.293という好成績をマークしている。

 NPBホワイトの一員として、初出場となった11月25日に初アーチを架けると、翌26日にはマルチ本塁打。12月3日には5試合ぶりの一発を放った。

 2021年ドラフト2位で駒大から入団した24歳は、1年目は59試合の出場で打率.206、4本塁打に終わり、今季も41試合で打率.143、3本塁打と期待に応えることはできなかった。しかしウエスタン・リーグでは73試合で打率.287、7本塁打、38打点、OPS.785と兆しを見せ、武者修行の場となった異国で力を示している。

 今季の中日のチーム本塁打数71は12球団ワースト。本拠地が広いバンテリンドームとはいえ、2桁本塁打を放ったのが細川成也外野手(24本)と石川昂弥内野手(13本)の2人のみというのは寂しい状況だ。来季こそ“ロマン砲”の覚醒が見られるだろか。

(Full-Count編集部)

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