2年連続で“お宝”獲得? 現役ドラフトで阪神へ…右腕が秘める潜在能力「29.4%」

オリックス・漆原大晟【写真:小林靖】
オリックス・漆原大晟【写真:小林靖】

漆原大晟はオリで通算72登板…2020年には奪三振割合が29.4%だった

 現役ドラフトで阪神に移籍が決まったオリックスの漆原大晟投手は今季、16登板で1ホールド、防御率3.00。来季は連覇を狙うチームで、どんな働きを見せるだろうか。1軍デビューした2020年にはインパクトを残していた。

 27歳右腕は2018年育成ドラフト1位で新潟医療福祉大から入団。2020年2月に支配下登録され、同年夏にデビューした。この年は22試合に登板して2セーブ、5ホールド、防御率3.42の成績を残した。

 セイバーメトリクスの指標などを用いてプロ野球の分析を行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)のデータによると、この年の漆原には大きな特徴があった。奪三振割合である「K%」が29.4%。20回以上を投げた投手の中で、両リーグを通じて8番目に位置していた。

 翌2021年も34試合に登板して、リーグ優勝に貢献した最速152キロ右腕は、通算72登板で10ホールド、防御率3.14の実績を誇る。今季現役ドラフトで加入した大竹耕太郎投手は12勝2敗、防御率2.26の活躍でリーグ優勝、日本一に貢献した。2年連続で現役ドラフトから飛躍する選手が生まれるか、注目される。

(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA http://deltagraphs.co.jp/
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』(https://1point02.jp/)も運営する。

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