3000万円減も…感情交錯する契約更改“終盤戦” オリ右腕から飛び出した珍要望

広島・會澤翼(左)と契約更改に臨んだオリックス・山岡泰輔【写真:荒川祐史、北野正樹】
広島・會澤翼(左)と契約更改に臨んだオリックス・山岡泰輔【写真:荒川祐史、北野正樹】

山岡泰輔は1000万円増の9000万円、會澤翼は3000万円減の1億1000万円

 12月も中旬に入り、各球団の契約更改も終盤戦に差し掛かっている。11日にはオリックス、ソフトバンク、DeNA、広島などで交渉が行われた。リーグ3連覇に貢献したオリックスの山岡泰輔投手は、1000万円増の年俸9000万円でサイン。球団施設への珍しい要望も飛び出した(金額はすべて推定)。

 山岡は今季、先発と救援で31試合に登板し2勝1敗3セーブ、防御率2.30と奮闘。1000万円増を勝ち取ったが、本拠地・京セラドームの風呂場に「テレビをつけてもらえないかとお願いしました」と明かした。リリーフ登板に備え、浴室で体のケアをする際に、試合の展開を確認するためという理由も説明した。

 ソフトバンクの甲斐野央投手は、400万円増の年俸4000万円。今季は46試合に登板し3勝1敗、2セーブ8ホールド、防御率2.53だった。また、DeNAの戸柱恭孝捕手は、国内フリーエージェント(FA)権を行使せず残留。金額の詳細は明かさなかったが、「今の年俸(4000万円)よりすごくアップした」と語った。

 一方、広島の會澤翼捕手は、3000万円減の年俸1億1000万円で更改した。17年目の今季は、54試合の出場で打率.172、1本塁打。昨年の98試合から出場機会を減らし、「悔しさはある。試合に出てなんぼ。必死にやっていきたい」と決意を語った。プロ野球選手会の会長も務めており、業務もこなすオフになる。

(Full-Count編集部)

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