引退後15年間で86億円…辞めても億万長者の元HR王 大谷の年俸4倍分貰えるカラクリ

オリオールズ時代のクリス・デービス【写真:Getty Images】
オリオールズ時代のクリス・デービス【写真:Getty Images】

2度のHR王デービスは2021年に引退も2023~2032年まで後払い金を手にする

 エンゼルスからFAとなっていた大谷翔平投手は、ドジャースとの10年総額7億ドル(約1015億円)の契約に合意し、新天地が決定した。米メディアによれば、平均年俸7000万ドル(約101億8000万円)の大半が“後払い”のため、来季の年俸は200万ドル(約2億9000万円)になるという。メジャーではこのような契約があり、引退後にも巨万の富を得ている例もある。

 米データ会社「コーディファイ・ベースボール」によると、2度の本塁打王などメジャー通算295発を放ち、2021年に引退したクリス・デービスの契約もその1つだ。

 デービスは2008年にレンジャーズでデビュー。2011年シーズン途中に上原浩治との交換トレードでオリオールズに移籍し、2013年には53本塁打、138打点で2冠王となった。2015年にも47本塁打を放って2度目の本塁打王に。しかしその後はケガに悩まされてユニホームを脱いだ。

 2016年から7年総額1億6100万ドル(約234億円)を結び、今年から2037年まで15年間に渡って後払い分を受け取ることになる。2023~2025年が大谷の年俸の4倍にあたる916万ドル(約13億3000万円)、2026~2032年が350万ドル(約5億900万円)、2033~2037年が140万ドル(約2億400万円)と期間によって金額は変わるが、合計5900万ドル(約86億円)全てが支払われる頃にはデービスは51歳になっている。

(Full-Count編集部)

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