大谷翔平の獲得逃し…ジ軍は「パニックバイ」 25歳に160億円、韓国メディアが懸念

イ・ジョンフ(左)と大谷翔平【写真:Getty Images、小谷真弥】
イ・ジョンフ(左)と大谷翔平【写真:Getty Images、小谷真弥】

イ・ジョンフはジャイアンツと6年160億円で契約合意

 予想以上の大型契約に地元は不安視している。韓国プロ野球・キウムからメジャー移籍を目指していたイ・ジョンフ(李政厚)外野手がジャイアンツと6年1億1300万ドル(約160億円)で契約合意。韓国のメディアでは大谷翔平投手の獲得を逃した影響を指摘、高すぎる期待値に懸念も示した。

 ジャイアンツはエンゼルスからフリーエージェント(FA)となっていた大谷の獲得を目指していた。大谷はドジャースと10年7億ドル(約994億円)でそのうち97%に当たる6億8000万ドル(約966億円)を後払いという異例の契約を結んでいたが、ジャイアンツも同程度の条件を飲んでいたとされている。

 イ・ジョンフの契約は吉田正尚外野手(レッドソックス)の5年9000万ドル(約128億円)を超える予想以上の大型契約。韓国のネットメディアの男性記者は「オオタニを逃したことによるパニックバイです。正直オーバーペイだと思います」と指摘した。大谷のために用意していた余剰資金をつぎ込んだとみている。

 韓国では7年間で1181安打、通算打率.340の成績を残していたが、同記者は以前、メジャーへ移籍したアジア人外野手と比較してパワー不足に言及。「メジャーで3割打つのは難しいのではないか」と推測していた。打率2割8分から2割9分台、4年5000万ドル(約71億円)程度の契約を予想していた。

 大きな契約は期待の裏返し。結果を出せないと厳しい見方もされる。「何とか周囲の期待を超える活躍を見せてほしい」と願った。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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