山川穂高が鷹入団会見 GMが語る獲得の理由「反省している」「野球選手としての能力を」

ソフトバンク入団会見に臨んだ山川穂高【写真:藤浦一都】
ソフトバンク入団会見に臨んだ山川穂高【写真:藤浦一都】

5月に強制性交等の疑いで書類送検され、8月には不起訴処分

 ソフトバンクは19日、西武から国内FA権を行使していた山川穂高内野手の入団会見を行った。同日午前11時に入団が発表されてからわずか2時間後に会見が始まる異例の対応となった。三笠杉彦GMは「不貞行為を、家族やファンの皆さんを裏切ってしまった点に関しては本人も反省している」と話した。

 5月に強制性交等の疑いで書類送検され、8月には不起訴処分となった。9月4日に無期限の公式試合出場停止処分を受けたが、故障者特例措置によって国内FA権を取得した。11月14日に権利の行使を発表。1か月以上、決断にも時間をかけて、この日に正式発表となった。

 会見に応じた三笠杉彦GMは「HR王を3度獲得している。日本を代表する右のHRバッター。特にホークスは左に好打者が多いですので、より破壊力のある打線になる。戦力として必要だと考えていました」と獲得理由を説明。一方で、今季は17試合に出場して打率.254、0本塁打、5打点に終わっていた。「10月のフェニックスリーグで視察をしたりパフォーマンスの検証をした」と話した。

 不起訴処分になったが、西武からの公式試合出場停止処分が解除されていない中での獲得。「本件は不貞行為を、家族やファンの皆さんを裏切ってしまった点に関しては本人も反省している。野球に対して真摯に向き合う姿勢を確認しております。その大前提があった上で、野球選手としての能力を評価した」と説明した。

(竹村岳 / Gaku Takemura)

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