大谷翔平、また“ルース超え”なるか 最強トリオ結成で期待…歴史変える「6.0」の壁

ドジャースのムーキー・ベッツ、大谷翔平、フレディ・フリーマン(左から)【写真:ロイター】
ドジャースのムーキー・ベッツ、大谷翔平、フレディ・フリーマン(左から)【写真:ロイター】

同チームにoWAR6.0以上の選手が3人在籍した過去2例の凄まじさ

 大谷翔平投手が加入したドジャースの打線が、早くも楽しみだ。チームにMVP経験者のムーキー・ベッツ外野手とフレディ・フリーマン内野手が在籍。来季は上位打線を3人で担うことが濃厚で、データでみても“歴史的”な打線となりそうだ。

 地元メディア「ドジャース・ネーション」のダグ・マッケイン記者は、「ベッツ、オオタニ、フリーマンの3人は、MLB史上最高の1、2、3番として名前を刻む可能性がある」と指摘。昨季、攻撃面の「oWAR」6.0以上を記録したのは7人いたが、来季のドジャースにはそのうち3人が在籍することになる。

 同記者によると、このドジャース打線が比較されるべき破壊力を備えたチームが2例あるという。1例目は世界一となった1927年のヤンキースで、1番にアール・コームス(打率.356、6本塁打64打点、oWAR6.3)、3番にベーブ・ルース(打率.356、60本塁打165打点、oWAR11.4)、4番にルー・ゲーリッグ(打率.373、47本塁打、173打点、oWAR11.3)がおり、2位に19ゲーム差を付けて地区優勝し、ワールドシリーズは4連勝で制した。圧倒的な打線で、“マーダーズ・ロー(殺人打線)”と称された。

 2例目は1997年のマリナーズで、2番にアレックス・ロドリゲス(打率.300、23本塁打84打点、oWAR6.2)、3番にケン・グリフィーJr.(打率.304、56本塁打、147打点、oWAR7.6)、4番はエドガー・マルティネス(打率.330、28本塁打、108打点、oWAR6.2)が担っていた。

 昨季の成績を見るとベッツは39本塁打、フリーマンも29本塁打を放った。大谷を含めた3選手が打率3割をマークし、OPSは.970以上。来季は“歴史に名を残す”破壊力を見せつけてくれるだろうか。

(Full-Count編集部)

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