パドレス、松井裕樹との5年契約を正式発表　総額40億円と米報道…ダルビッシュと同僚に

ドジャースの大谷＆由伸とは同地区ライバルに…オプトアウトは2度

　パドレスは23日（日本時間24日）、楽天から海外フリーエージェント（FA）権を行使してメジャー移籍を目指していた松井裕樹投手と5年契約を結んだことを正式発表した。米スポーツ局「ESPN」のジェフ・パッサン記者によると総額2800万ドル（約39億8600万円）。野球日本代表「侍ジャパン」でチームメートだったダルビッシュ有投手と“再タッグ”となる。

　松井はカージナルスと本拠地のセントルイスで面談したことが伝えられていた。パドレスは今季82勝80敗で地区3位。チーム防御率3.73はリーグ2位、救援防御率3.80は同4位だったが、このオフに今季33セーブを挙げた左腕ジョシュ・ヘイダーがFAに。投手陣の整備は欠かせなかった。

　日本選手は大塚晶文、井口資仁、牧田和久、ダルビッシュに次いで5人目となる。また、10年総額7億ドル（約996億円）でドジャース入りした大谷翔平投手とは同地区のライバルに。韓国・ソウルで行われる3月20日のパドレスとの開幕戦で対戦する可能性もある。

　28歳の松井は2013年ドラフト1位で楽天入り。3度の最多セーブのタイトルを獲得するなど通算236セーブを挙げた。11月上旬にメジャー移籍を目指し、今季取得した海外FA権を行使した。パッサン記者によると、3年目と4年目シーズン終了時にオプトアウト（契約破棄）権があり、5年目は球団オプションに変更することができる条項もついている。