リーグ最悪の“泣き所”解消へ…巨人の激動補強 元ドラ1に新人王、虎助っ人も

巨人が獲得した馬場皐輔、高橋礼、カイル・ケラー(左から)【写真:荒川祐史、矢口亨】
巨人が獲得した馬場皐輔、高橋礼、カイル・ケラー(左から)【写真:荒川祐史、矢口亨】

巨人がカイル・ケラーを獲得…今オフ5人目の救援投手補強

 巨人は26日、前阪神のカイル・ケラー投手の獲得を発表した。支配下の外国人補強では今オフ第1弾。今季の巨人は、救援に限ると防御率「3.83」でリーグワーストだった。4年ぶりのリーグ優勝を目指す巨人はこのオフ、“弱点”であるリリーフ補強に大きな動きを見せている。

 巨人は11月6日にソフトバンクと2対1のトレードを成立。昨季23発の大砲助っ人、アダム・ウォーカー外野手を放出し、高橋礼、泉圭輔両投手を獲得した。高橋礼は2019年に12勝を挙げ新人王、翌2020年には52登板で23ホールドを挙げた。泉も昨年までの3年間は30試合に登板した実績を持つ。

 そのわずか2日後、11月8日にはオリックスから近藤大亮投手をトレードで獲得。32歳右腕は2017年から3年連続50登板以上登板した。右肘手術を経て復帰し、今季は1軍で12登板果たしており、来季の復活に大きな期待がかかる。

 現役ドラフトでは阪神から馬場皐輔投手を獲得した。2017年ドラフト1位で仙台大から入団し、2021年にはキャリアハイの44登板で10ホールドをマーク。今季は19試合に登板し、2勝1敗、防御率2.45の成績を残していた。

 そして、今回獲得したケラーは2022年に阪神入り。2年間で通算61登板、4勝2敗、4セーブ13ホールド、防御率2.59の実績を持つ。今季は、27試合で1勝1セーブ8ホールド、防御率1.71。1日に発表された保留者名簿から外れて自由契約となっていた。わずか1か月半で激動の補強を見せた巨人。来季は阿部新監督のもと、4位からの巻き返しが期待される。

(Full-Count編集部)

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