打率.347の25歳、ズバリの育成ドラフト “まだ強くなる”…期待しかない虎の若手

阪神・森木大智(左)と小野寺暖【写真:荒川祐史】
阪神・森木大智(左)と小野寺暖【写真:荒川祐史】

小野寺、野口は育成で入団…結果を残し支配下登録に

 2023年に日本一に輝いた阪神は、岡田彰布監督のもとでリーグ連覇を目指す。盤石の戦いぶりでセ・リーグを制覇したが、チームにはまだまだ有望株も。2024年に期待したいプロスペクト5選手をランキング形式で紹介する。

 5位は2022年の育成1位、野口恭佑外野手を選んだ。2023年は2軍では打率.303、6本塁打18打点の好成績をマーク。11月に支配下登録となった。1軍の外野の層は厚いが、まだ2年目の23歳と若く、2軍で力をつけていっても遅くはない。

 2021年ドラフト1位の森木大智投手を4位とした。1年目は1軍を経験したが、2023年は1軍登板なしに終わった。怪我からも復活し、3年目は飛躍のシーズンにしたい。3位には前川右京外野手を選ぶ。2023年は1軍デビューを果たして6月には打率.358を記録。スタメン起用が続いた時期もあった、しかし長くは続かず2軍落ちすると、8月以降は2軍公式戦でも出場なし。悔しい後半戦となったが、1軍でも通用する打撃を持っていることは証明済みだ。

 2位は門別啓人投手で、2年目を迎える左腕だ。1年目は2軍で12試合に登板。防御率2.78、WHIP1.18の好投を見せた。7度の先発で4回のQS(クオリティスタート)を記録し、与四球率は2.45と比較的低く、与えた死球はゼロ。奪三振率は7.04、被打率.237と飛びぬけてはいないものの、将来に期待できるポテンシャルを感じさせた。

 1位は小野寺暖外野手を挙げる。2021年、22年と1軍打率は1割台も、2023年は急成長。1軍で少ない出場ながら打率.347、OPS.829と好成績をマーク。2軍では150打席以上立った打者の中ではチームトップの打率.305、OPS.827と文句なしで、2024年は1軍でのレギュラー獲得に期待がかかる。

(Full-Count編集部)

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