侍で開花の20歳、“新人王候補”筆頭の右腕 最下位でも逸材続々…日本ハムの有望株

日本ハム・根本悠楓(左)と金村尚真【写真:荒川祐史】
日本ハム・根本悠楓(左)と金村尚真【写真:荒川祐史】

万波、野村と同期の田宮裕涼は強肩を武器に一気に正捕手を狙う

 日本ハムはエスコンフィールド北海道を新本拠地として戦った2023年、2年連続の最下位に沈んだ。巻き返しを期す2024年、実績のない若手も積極的に起用する新庄剛志監督のお眼鏡にかなうのは誰か。今回は「プロスペクト」5人を独自に選出した。

 5位は2022年育成ドラフト1位で入団した福島蓮投手。190センチの長身から投げ下ろす直球が武器で、ルーキーイヤーはイースタン・リーグでチーム2位の51回2/3を投げて防御率2.79。被打率.204と大器の片鱗をのぞかせており、支配下から一気に飛躍も狙える。

 4位は高卒3年目を迎える有薗直輝内野手を選んだ。1軍では2023年の5打数無安打を含めて計12打数無安打、打率.000だが、持ち味の力強いスイングで2024年こそ快音を響かせたい。3位は田宮裕涼捕手。2023年は1軍昇格が9月と出遅れたが、プロ初本塁打をマーク。何よりも“ゆあキャノン”と呼ばれる強肩が魅力だ。正捕手不在のチームで、万波、野村と同期の23歳は大ブレークの可能性を秘める。

 2023年秋の「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023」で侍ジャパンの一員として優勝に貢献した根本悠楓投手を2位に挙げる。1軍では5登板のみだった20歳左腕が、大会では2試合で打者16人に対し、許した出塁は三塁へのバント安打のみ。防御率0.00の好投でその名を知らしめた。

 1位は金村尚真投手を選出した。2022年ドラフト2位で富士大から入団。2023年は開幕ローテーション入りするも故障の影響で4登板にとどまったが、2勝1敗、防御率1.80と抜群の安定感を見せた。新人王の資格が残る2024年、先発としてフル回転してくれそうだ。

(Full-Count編集部)

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