「最も型破り」な164キロ右腕に米注目 “18.44”お構いなし…異次元投法の衝撃

マーリンズなどでプレーしたカーター・キャップス【写真:Getty Images】
マーリンズなどでプレーしたカーター・キャップス【写真:Getty Images】

キャップスは2015年には30登板で防御率1.16の成績を残した

 長いメジャーリーグの歴史の中には、型にとらわれない独特なフォームを武器に活躍した選手もいる。2023年もジャイアンツのタイラー・ロジャースのサブマリンなど、個性的な投法が話題を呼ぶこともあった。MLB公式のマニー・ランダワ記者が「MLB史で最も型破りなワインドアップ」として「すごく奇妙な」投げ方をする投手を紹介した。

 カーター・キャップスは、軸足の後ろでボール隠すようにしているが「一番奇妙な点はそこではない」という。何よりの特徴はステップ投法。投球時、踏み出した左足が地面に着く直前に軸足の右足で前方にステップする前代未聞の「ワンステップ投法」だ。18.44メートルの投本間において、物理的に打者との距離を縮めることになり、体感速度が高くなるとみられる。

 2015年には101.9マイル(約163.9キロ)を記録するなど、30登板で防御率1.16と活躍。2016年3月にトミー・ジョン手術を受け、復帰した2017年は11登板で防御率6.57だった。

 他にはサイ・ヤング賞2度のティム・リンスカムや、豪快に膝を上げるフォームで2005年に最多勝に輝いたドントレル・ウィリス、現役ではアレックス・ウッド(2023年はジャイアンツ、現在FA)、クネクネ投法で知られるジョニー・クエト(2023年はマーリンズ、現在FA)らの名前が挙がった。

(Full-Count編集部)

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