昨季0発の元本塁打王…トレードで居場所探す元ドラ1 復活期待のオリ戦士は

オリックス・吉田輝星(左)とT-岡田【写真:真柴健、荒川祐史】
オリックス・吉田輝星(左)とT-岡田【写真:真柴健、荒川祐史】

復活が期待されるチーム野手最年長のT-岡田

 4連覇を狙うオリックスで、復活を期待したい選手がいる。プロ19年目に向かうT-岡田外野手は、背水の陣となる1年を迎える。2010年に本塁打王に輝いた和製大砲は、2023年は出場20試合にとどまり、打率.179、0本塁打、4打点にとどまった。

 今オフの契約更改交渉では、減額制限超えとなる“半減”の3600万円(金額は推定)で判を押した。来季36歳になるベテランは打撃改造にも着手。再び、歓喜の輪に入るべく、今オフは大阪・舞洲の球団施設で鍛錬を積んでいる。

 2021年に25年ぶりリーグ優勝した際、主にトップバッターを任された福田周平外野手の意地にも期待がかかる。2021年は107試合に出場して打率.275を記録。宗佑磨内野手、吉田正尚外野手(レッドソックス)、杉本裕太郎外野手らと上位打線を形成してきたが、2023年は出場36試合に終わった。

 投手陣では、日本ハムからトレード移籍した吉田輝星投手にも注目が集まる。2023年は1軍登板3試合だったが、2022年には51試合に登板して2勝3敗、防御率4.26の成績を残した経歴がある。2018年ドラフト1位で日本ハムに入団した“甲子園のスター”が、新天地の大阪で才能を開花させる可能性は十分にありそうだ。

 さらに「リハビリ組」の復活も心待ち遠しい。2021年にチームトップの51試合登板を果たした富山凌雅投手は2022年10月20日に左肘のトミー・ジョン手術を受け、リハビリ生活に専念するため、育成選手契約となっていた。2023年9月27日にはウエスタン・リーグで実戦復帰を果たしており、早期の支配下選手登録復帰を狙う。

 4連覇&日本一奪回を狙う2024年。再起を誓う選手たちの躍動が、チャンピオンフラッグのキープにつながる。

(Full-Count編集部)

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