上沢直之にパイレーツ接触 先発投手の補強急務…交渉期限あと5日で進展か

日本ハム・上沢直之【写真:荒川祐史】
日本ハム・上沢直之【写真:荒川祐史】

上沢にはレイズ、オリオールズが興味、交渉期限は今永と同じ12日午前7時

 日本ハムからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す上沢直之投手について、パイレーツが獲得へ興味を示している。米球界関係者によると、これまでに上沢サイドに接触。先発投手の獲得を目指しているという。

 上沢は昨季24試合登板で9勝9敗、防御率2.96。リーグ最多の170回を投げるなどイニングイーターとして評価され、これまでにレイズ、オリオールズが獲得に興味を示していると伝えられている。

 パイレーツは昨季ナ・リーグ中地区4位。開幕20勝8敗と好スタートを切ったが、徐々に失速した。チーム防御率4.60はリーグ11位(全体22位)。先発防御率4.88はリーグ11位(全体24位)だった。先発投手では昨季13勝を挙げたミッチ・ケラーがいるが、9勝のヨハン・オビエドはトミー・ジョン手術を受けて今季全休の見込みとなっている。

 今オフ、マーティン・ペレス投手(レンジャーズFA)、マルコ・ゴンザレス投手(ブレーブスからトレード獲得)と先発投手の補強に動いたが、まだまだ手薄な状況に変わりない。地元紙ピッツバーグ・ポストガゼットによると、ベン・チェリントンGMは6日(日本時間7日)に行われたファンフェスタで今後、積極的な補強に動くと明言。「ローテーションの補強や打線の層を厚くする必要があったことは理解していた。我々はあらゆる面に取り組んでいるところだ。そして間違いなく、現在からスプリングトレーニングまでの間にさらなる動きをしていくというのが私の望みだ」と話したという。

 上沢の交渉期限はDeNAからメジャー移籍を目指す今永昇太投手と同じで、米東部時間11日午後5時(同12日午前7時)となっている。ここまで大きな動きがないまま年を越したが、メジャー移籍へ進展するのだろうか。

(Full-Count編集部)

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