MLB通算100発超えもNPBは“別物” 2桁HRも高い壁…苦戦続きの大物メジャーリーガー

日本ハムと契約合意が報じられたフランミル・レイエス【写真:Getty Images】
日本ハムと契約合意が報じられたフランミル・レイエス【写真:Getty Images】

通算108本塁打のレイエスが日本ハムに加入、MLB100発超え助っ人は2021年以降6人目

 日本ハムがメジャー通算108本塁打を誇るフランミル・レイエス外野手と契約を結んだと、6日(日本時間7日)に海外メディアが一斉に報じた。2年連続最下位からの巻き返しへ、期待の長距離砲の獲得となる。

 28歳のレイエスはパドレス、インディアンス(現ガーディアンズ)に所属した2019年に自己最多の37本塁打を記録。2021年にも30本塁打を放った身長196センチ、体重125キロの巨漢スラッガーだ。メジャー通算548試合出場で108本塁打、285打点と実績十分だが、NPBで輝きを取り戻せるか。

 2021年以降、メジャー通算100本塁打以上を記録した大物メジャーリーガーが来日するのは6人目。NPBでも豪快なアーチを連発されるかと言えば、そう簡単ではない。通算196本塁打のジャスティン・スモークは2021年1月に2年契約で巨人入り。しかしコロナ禍で来日が3月下旬まで遅れ、34試合出場で打率.272、7本塁打、14打点。6月に退団となり、その後は米球界でもプレーしていない。

 通算130本塁打を誇る楽天のマイケル・フランコ内野手は来日1年目の昨季は95試合出場。打率.221、12本塁打、32打点と物足りない成績に終わった。フィリーズ時代の2015年から5年連続で2桁本塁打を記録してきたが、来日2年目の今季は正念場となる。通算109本塁打でソフトバンクのフレディ・ガルビス内野手は2022年から2年間プレー。NPB初安打が逆転満塁弾と華々しいデビューを飾ったが、2年間で2本塁打と低調なままだった。

 昨季オリックスでプレーしたマーウィン・ゴンザレス内野手もメジャー11年間で通算107本塁打を記録した。両打ちのユーティリティ選手は昨季84試合出場で打率.217、12本塁打、38打点。勝負強い打撃を見せたとはいえ、成績は物足りないか。

 このオフには通算114本塁打のヘスス・アギラー内野手が西武に入団。ソフトバンクへFA移籍した山川穂高内野手の後釜として期待される。メジャー通算100本塁打以上を記録し、2021年以降に来日した外国人選手で2桁本塁打を記録したのはフランコとゴンザレスの2人だ。

 日本ハムは昨季チーム100本塁打はリーグ4位タイ、チーム464得点は同5位だった。レイエスは新天地で日本人選手にはないパンチ力を見せられるか。

(Full-Count編集部)

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