楽天復帰を熱望する声も 痛すぎた終盤の悪夢…元助っ人が再び直面したメジャーの壁

楽天時代のアラン・ブセニッツ【写真:荒川祐史】
楽天時代のアラン・ブセニッツ【写真:荒川祐史】

ブセニッツは日本で4年間で165試合に登板

 元楽天のアラン・ブセニッツ投手は今月、レッズとマイナーで再契約を結んだ。日本球界を経て、昨季はMLBで6試合に登板も、マイナー暮らしが多く、大活躍とはいかなかった。

 米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は、右腕の再契約に注目。ブセニッツは2017年にメジャーデビューし、同年は28試合で防御率1.99の好投を見せた。しかし翌2018年は23試合で防御率7.82と打ち込まれ、4勝は挙げたものの、オフに放出された。

 2019年からは楽天でプレー。1年目は54試合で防御率1.94の好投を見せ、同サイトも「日本での最初のシーズンは圧倒的だった。彼が(1軍と2軍で投げた)64投球回で記録した防御率1.69は一級品と呼べるものだった」と紹介している。日本では計4年間で165試合に登板して、防御率2.83を記録し、レッズとマイナー契約を結んでいた。

 昨季は5月にメジャーで4試合に登板も、すぐに降格。3Aでは8月半ばまで、40投球回で防御率2.48とまずまずの投球を披露していた。しかし、最後の11登板では防御率13.91と苦しんでしまった。今春はブルペンの枠を巡り、昨季58試合登板のフェルナンド・クルーズ、同71試合登板のバック・ファーマーらと争うことになる。昨季のチーム防御率は30球団中25位と低く、アピールすれば昇格のチャンスも十分にありそうだ。

 X(旧ツイッター)では「ブセニッツ、マイナー契約なるくらいなら楽天イーグルスに戻ってきて欲しい。絶対戦力なるよ」「ブセニッツ帰ってこないか」と楽天復帰を望む声も上がっていた。

(Full-Count編集部)

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