トラウトにコンバートの可能性 米報道…エ軍が中堅手に興味、大谷翔平が抜けDH起用も

エンゼルスのマイク・トラウト【写真:Getty Images】
エンゼルスのマイク・トラウト【写真:Getty Images】

昨季ゴールドグラブ賞の中堅手・キアマイアーに興味

 エンゼルスが、マイク・トラウト外野手を中堅からコンバートする考えがあったと、米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」が伝えた。今オフは中堅手の獲得も検討しており、そうなればトラウトと守備位置が被ることになる。

 米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」の元記者ロバート・マレー氏によると、FAとなっていたケビン・キアマイアー(ブルージェイズと再契約)、ハリソン・ベイダー(メッツと契約)両外野手の獲得に興味を示しており、現在もマイケル・A・テイラー(ツインズFA)、アダム・デュバル(レッドソックスFA)といった外野手の獲得を検討しているという。

 同サイトは「両選手(キアマイアーとベイダー)が他球団と契約したという事実がありながらも、エンゼルスが彼らに興味を持っていたことは注目に値する。なぜなら、フランチャイズの顔であり、将来殿堂入りするであろうマイク・トラウトを中堅から移動させることに乗り気である可能性があることを示唆しているからだ」と指摘した。

 トラウトが中堅以外のポジションに就いたのは、2013年に左翼で47試合出場したのが最後。2014年以降は外野を守る場合は中堅手のみで出場した。失策数は多くないものの、キアマイアーらに比べれば指標は劣る。2024年は指名打者で起用されていた大谷翔平投手が抜けるため、指名打者での起用も増えそうだ。

 2021年に負傷した際には、ブランドン・マーシュ外野手(現フィリーズ)が中堅手として存在感を見せ、2022年の開幕前には負担軽減も考えて当時のジョー・マドン監督がコンバートを示唆。結局、GMを含めた会談で中堅手として出場し続けることに決まっていた。

(Full-Count編集部)

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