大谷翔平ら“大乱獲”でも超えぬ金満球団 退団選手に98億円で「可も不可もない」

メッツのピート・アロンソ【写真:Getty Images】
メッツのピート・アロンソ【写真:Getty Images】

2024年の総年俸予想でメッツが1位、ドジャースが2位に

 ドジャースは今オフ、大谷翔平投手、山本由伸投手ら、FA市場で大物を相次いで獲得している。計1700億円以上を使い歴史的補強とも言われるが、7日(日本時間8日)の2024年の総年俸予測では、まさかの2位。“金満球団”メッツを追い抜いていない。

 今オフのドジャースは大谷と北米プロスポーツ史上最高額となる10年7億ドル(約1010億円)、山本と12年3億2500万ドル(469億円)で契約。さらにトレードで獲得したタイラー・グラスノー投手とは5年1億3650万ドル(約197億円)で契約を延長した。また、6日(同7日)には、テオスカー・ヘルナンデス外野手と1年2350万ドル(約34億円)で契約に合意した。

 4選手だけでおよそ1700億円。米データ会社「コーディファイ・ベースボール」公式X(旧ツイッター)に投稿した2024年の総年俸予測データでは、ドジャースは2位の3億880万ドル(約455億円)となっており、1位メッツは3億1900万ドル(約460億円)となっている。

 大谷は年俸総額の97%を後払いにしたため、年平均7000万ドル(約101億円)のうち、ぜいたく税に換算されるのは4600万ドル(約66億円)、また山本も契約後半に連れて年俸が上がっていく“バックロード式”を採用。1年目は500万ドル(約7億円)と格安となっている。

 一方で、メッツはすでにチームを離れた選手への支払いが約6800万ドル(約98億円)残っている。昨季シーズン途中で放出したジャスティン・バーランダーとマックス・シャーザー両投手だけでも約5600万ドル(約80億円)だ。

 1700億円使ったドジャースでも超えられぬメッツの壁。SNSではメッツに対し、「メッツ 草」「あれだけ使ってメッツはまた可もなく不可もない成績で終わった」とコメントが寄せられていた。

(Full-Count編集部)

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