バウアーの「メジャーでのキャリアは終わった」 元GMが復帰否定「2度目チャンスない」

DeNAのトレバー・バウアー【写真:荒川祐史】
DeNAのトレバー・バウアー【写真:荒川祐史】

ジム・ボウデン氏「MLBで彼にオファーをするチームは1つもない」

 レッズとナショナルズでGMを務めた経験のあるMLB解説者ジム・ボウデン氏が、DeNAを自由契約となったトレバー・バウアー投手のメジャー復帰を完全否定した。ポッドキャスト番組「Foul Territory」にリモート出演。「私見にすぎない」としたうえで、「バウアーのメジャーでのキャリアは終わった。ああ、絶対だ」と断言した。

 バウアーは2020年にナ・リーグのサイ・ヤング賞に輝くも、2021年に性的暴行などの疑いで女性から訴えられて出場停止処分を受け、2022年は出場なしに終わった。2023年はDeNAでプレーしたが、「米国でプレーすることが目標」とメジャー復帰を熱望していた。

 ボウデン氏は「疑惑の内容についてはここでは話さないが、私はバウアーの告白だけをもとに自分の意見を言う。彼の告白に基づけば、MLBで彼にオファーをするチームは1つもない。もう(MLBキャリアは)終わりだ」とキッパリ。

 共同司会のAJ・ピアジンスキー氏から「妻やガールフレンドを叩いても、2度目のチャンスをもらった人たちはいますよ?」と投げかけられても「これは私の意見だ。私は16年間GMを務めたが、その間球界の誰よりも2度目のチャンスを選手たちに与えたと思っている。だが、私がまだGM職にいたとしたら、バウアーに2度目のチャンスは与えない」と厳しく指摘した。

 ピアジンスキー氏は「誰もはっきりとは言わない。だからあなたがそう言ったことは目からうろこだった。元GMが、理由はこうだというのを聞いたのはね。だが、女性を叩いてまだプレーしている選手たちはいる。だから、どうだろうか。分からないね。彼(バウアー)は投げることについては才能があるが、ジム、あなたは正しいと思う。公平でも不公平でも、あなたが言ったことは、間違いない」と話していた。

(Full-Count編集部)

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