34億円も払って微増…「0.4」しか変わらず 159発男の獲得で実証、ド軍の強さの秘訣

ドジャース入りしたテオスカー・ヘルナンデス(左)と大谷翔平【写真:Getty Images】
ドジャース入りしたテオスカー・ヘルナンデス(左)と大谷翔平【写真:Getty Images】

ヘルナンデス加入でも…左翼の予想WARは従来より0.4の改善にとどまる

 大谷翔平投手や山本由伸投手らを獲得するなど、今オフは大補強を敢行しているドジャース。7日(日本時間8日)にはテオスカー・ヘルナンデス外野手と1年2350万ドル(約33億9000万円)で契約した。そんな中、野球専門の米データサイト「ファングラフス」は2024年シーズンのポジション別WARを予想。ヘルナンデス加入でも懸案とされる左翼ポジションの数値が跳ね上がらない所に強さの秘訣があるとし、加入による相乗効果を伝えている。

「ファングラフス」は、同社の予想システム「ZiPSプロジェクションズ」を用いて、ドジャース各ポジションのWARを予想した。記事は「ヘルナンデスを補強しても、おそらく最弱のポジションは左翼だろう。だが、想像よりはいい数字だ」と伝える。

 捕手から指名打者まで、9つの中で最も数値が低いのは左翼で、1.8。加入前のWARは1.4だった。昨季は26本塁打を放ったヘルナンデスが入っても、最大の泣き所とされる左翼のWARは0.4の改善。それだけレベルが高いということだろう。

 一方で、ヘルナンデスの加入は、チーム全体にもたらす効果を考えると「1勝(WAR1)近い価値がある」と記事は主張する。内外野をこなせるユーティリティのクリス・テイラーを両翼でしか起用しないのはあまりにもったいないと指摘。ヘルナンデスの加入でテイラーのユーティリティ性がより生きるとしている。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY