下位にいた逸材…4位が2冠王、6位は米挑戦 1位は7人が引退、2011年ドラフト組の明暗

ソフトバンク・近藤健介(左)と上沢直之【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・近藤健介(左)と上沢直之【写真:荒川祐史】

レイズとマイナー契約の上沢はドラ6入団、2冠王の鷹・近藤は4位指名

 レイズは11日(日本時間12日)、日本ハムからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指していた上沢直之投手とマイナー契約で合意したと発表した。招待選手としてキャンプに参加する。2011年ドラフト6位で入団し、通算70勝をマークした右腕。同期入団選手の現在地を検証する。

 菅野智之投手(巨人)が日本ハム入団を拒否したため、この年のドラフト1位入団選手は11人。そのうち既に7人が現役を退いている。今季もユニホームを着るのは広島・野村祐輔投手、オリックス・安達了一内野手、ソフトバンク・武田翔太投手、中日・高橋周平内野手の4人だ。安達はコーチ兼任となる。

 2位では広島・菊池涼介内野手、日本ハム・松本剛外野手がチームの中心として活躍。楽天・鈴木大地内野手はロッテから、ロッテ・石川慎吾外野手は日本ハムから3位指名を受けた。

 4位では、ロッテの益田直也投手が通算218セーブをマーク。日本ハムに指名された近藤健介外野手は、ソフトバンクにFA移籍した2023年に本塁打と打点の2冠王に輝いた。DeNAの桑原将志外野手は昨年2度目のゴールデングラブ賞に輝き、楽天の岡島豪郎外野手も変わらぬ打棒を披露している。

 6位では上沢の他に、楽天・島内宏明外野手が2021年に打点王を獲得。2022年には最多安打のタイトルを手にし、ベストナインにも選出された。そして上沢はNPB通算70勝の実績を引っ提げて米球界に挑戦。ドラ6入団からの更なる大活躍を期待したい。

(Full-Count編集部)

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