全選手に払っても700億円の“おつり” NPBと比較…大谷翔平の1014億円契約の異次元さ

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

ドジャースと結んだ10年1014億円の契約をNPB年俸と比較

 大谷翔平投手がドジャースと結んだ10年総額7億ドル(約1014億円)の契約はどれ程のものなのか。北米プロスポーツ史上最高額の契約をNPB球団で換算すると驚きの事実も判明する。日本選手会の2023年シーズンのデータによると、NPB全球団の支配下選手年俸総額は319億128万円。大谷1人で支配下全選手の年俸を約3年分賄える計算になる。

 大谷の契約はその97%に当たる6億8000万ドル(約985億円)が後払いになっているため、ドジャースとの契約期間である10年間は年俸200万ドル(約3億円)でプレーする。しかし、年平均に換算すると、7000万ドル(約101億円)という莫大な金額になっている。

 年平均と比較すると、12球団で最も年俸総額が高いソフトバンクの39億8990万円でも大谷の約33%。最も低い日本ハムに関しては15億6680万円で約15%となっている。単純計算でソフトバンクなら3年分、日本ハムなら6.5年分を賄えることになる。

 支配下選手の平均年俸は4468万円で、大谷の約0.4%。元ロッテ監督の井口資仁氏は「まるで国家予算」と表現するなど、各方面から驚きの声が上がったが、海を渡って完成させた二刀流の価値が現れる契約となっていた。

(Full-Count編集部)

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