25歳スターが“1014億円の大谷翔平”を超える価値? 若き至宝の契約の行方

フアン・ソト(写真はパドレス時代)【写真:ロイター】
フアン・ソト(写真はパドレス時代)【写真:ロイター】

フアン・ソトは2024年シーズン終了後にFAに…気になる契約額

 ヤンキースに加入したフアン・ソト外野手は、11日(日本時間12日)に3100万ドル(約45億円)で契約に合意。年俸調停権を持つ選手としては、大谷翔平投手の3000万ドル(約43億5000万円)を抜き史上最高額となった。米記者は今後、ソトが大谷の“事実上”の契約額を超えるとも予想している。

 25歳のソトは通算160本塁打、シルバースラッガー賞4回、通算OPS.946を誇る左の強打者。2022年途中からパドレスでプレー。昨季はパドレスで162試合に出場して打率.275、キャリアハイの35本塁打109打点をマークしていた。

 ソトは年俸調停権を得てから計7960万ドル(約115億300万円)を得たが、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者は、「この金額でもソトは大バーゲンだった」と指摘した。

 ソトは最低年俸での3年間を含む入団後6年間で、WAR「28.4」を記録している。同記者は「1WARあたり800万ドル(約11億6000万円)という控えめな見積もりで計算すると、彼の価値は2億2720万ドル(約330億円)に達する。2020年シーズンが60試合に短縮されていなければ、この数字はもっと高かっただろう」と予測している。

 ヤンキースとの契約延長がなければ、ソトは2024年シーズン終了後にFAとなる。2022年にはナショナルズとの15年総額4億4000万ドル(約610億円)の契約延長オファーを断ったことが報じられており、今後それ以上の契約を結ぶことは濃厚か。

 同記者は「FAとして少なくとも5億ドル(約724億5000万円)を求めるようにみえる。もし、彼が後払いなしでそのような契約を手に入れれば、ショウヘイ・オオタニの10年7億ドル(約1014億円)という巨額後払い契約の現在価値(4億6080万ドル=約667億7000万円)を上回ることになる」と言及。大谷は7億ドルの97%が後払いのため、契約の価値は数百億円単位で下がることになり、それをソトが上回るだろうと予測した。

(Full-Count編集部)

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