チームから大量7人が“消えた” 人的補償、現役ドラフト…激動の鷹2018年組

泉圭輔、甲斐野央、水谷瞬(左から)【写真:荒川祐史、藤浦一都】
泉圭輔、甲斐野央、水谷瞬(左から)【写真:荒川祐史、藤浦一都】

甲斐野は人的補償、水谷は現役ドラフト、泉は巨人へのトレードで鷹を離れた

 国内FA権を行使してソフトバンクに加入した山川穂高内野手の人的補償として、甲斐野央投手が西武に移籍した。ドラフト1位で入団し、迎えた“転機”。今オフは“鷹2018年組”の多くがチームを離れた。

 甲斐野は“外れの外れ1位”で東洋大から入団。1年目にいきなり65試合に登板する活躍で、野球日本代表「侍ジャパン」の一員として「第2回プレミア12」に出場した。昨年も46登板で防御率2.53。新天地での更なる飛躍が期待される。

 同5位の水谷瞬外野手は、今オフの現役ドラフトで日本ハムに移籍した。1軍出場機会はないが193センチ、99キロと体格に恵まれ身体能力も高い。大化けする可能性もある。6位の泉圭輔投手は今オフ、交換トレードで巨人へ。昨年は3登板も、2020年から40、31、30試合に登板している。

 同7位の奥村政稔投手は2023年限りで現役引退した。1年目は12登板も、育成で迎えた昨年は1軍登板機会なし。今季から4軍ファーム投手コーチを務める。育成3位入団の重田倫明投手は昨年10月に戦力外通告を受け、球団広報に転身した。

 育成2位の岡本直也投手も昨年10月に戦力外となり、今季は独立リーグの「千葉スカイセイラーズ」で選手兼任コーチを務める。育成4位の中村宜聖外野手は昨シーズン限りで引退。今季から4軍用具担当兼4軍サブマネージャーに就く。

 このように2018年に指名された11人(支配下7人、育成4人)の内、実に7人に動きがあった。入れ替わりの激しいプロ野球界。5年という年月は一つの節目なのかもしれない。今季ソフトバンクでプレーする同期組は杉山一樹投手、野村大樹内野手、板東湧梧投手、渡邉陸捕手の4人。6年目シーズンに、どんな働きを見せるだろうか。

(Full-Count編集部)

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