震災から29年…オリックスが黙祷　田口コーチ「トラウマは未だに消えていない」

大阪・舞洲の球団施設で約1分間の黙祷、1995年は「がんばろうKOBE」を掲げリーグV

　阪神淡路大震災から29年を迎えた17日、オリックスは大阪・舞洲の球団施設で約1分間、犠牲者へ向け黙祷をささげた。当時、「がんばろうKOBE」を合言葉にし、リーグ優勝を果たした田口壮外野守備走塁コーチ、平井正史投手コーチが取材に応じ「この日が近づくにつれ毎年、思い出す。忘れることはない」と語った。

　午前12時、グラウンドには湊通夫球団社長、福良淳一GM、コーチ陣ら新人合同自主トレに参加しているルーキーたちが出席した。今月1日には能登半島での地震もあり、田口コーチは「複雑な思い」と口にし「（震災の）トラウマが残っている、未だに消えていない」と、当時を振り返った。

　震災当時、神戸の選手寮で被災した平井コーチは「味わったことのない揺れ。まだまだ記憶に残っている。神戸の黙祷なのですが、能登の地震もあった。そういうのも全て含めて黙祷させて頂きました」と語った。

（Full-Count編集部）