今年も獲れぬスター…大谷&由伸逃した西の名門 州で分かれる明暗、ド軍の“独り勝ち”

ヤンキースのアーロン・ジャッジ(左)とドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】
ヤンキースのアーロン・ジャッジ(左)とドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】

カリフォルニア州の5球団に言及…PO進出は「ドジャースの1チームかも」

 米西海岸にあるカリフォルニア州には、計5つのメジャーリーグの球団がある。ライバル関係も多いが、今オフはドジャースの“独り勝ち”と言えそうだ。すでに大谷翔平投手、山本由伸投手ら、大型補強に成功。地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は、「(プレーオフへ進むのは)ドジャースの1チームかもしれない」と報じた。

 今オフのドジャースは、大谷、山本だけではなく、トレードでレイズからタイラー・グラスノー投手、マリナーズからFAとなっていたテオスカー・ヘルナンデス外野手らも獲得。総額12億2600万ドル(約1816億円)の補強を敢行した。同紙のビル・シャイキン記者は、すでにチームにいるフレディ・フリーマン内野手、ムーキ―・ベッツ外野手らスターの名前を挙げ「2024年は、毎晩ハリウッド・スターズ・ナイトになるだろう」と言及した。

 一方、他の球団はどうか。ドジャースから最も近いアナハイムに本拠地を置くエンゼルスは「球界で最高のビッグネームであり、国際的なスーパースターを失った」と大谷争奪戦に敗れたことを指摘。また、アスレチックスはネバダ州ラスベガスへ移転するため、才能のある選手を放出し「コストカットを行った」と今季も厳しい戦いが強いられると予想している。

 ナ・リーグでは、ジャイアンツはライバル関係にあり、パドレスも「Beat LA」に躍起になっている。しかし、同記者はジャイアンツは「(ブライス・)ハーパー、(アーロン・)ジャッジ、(カルロス・)コレアの獲得を逃したあげく、オオタニとヨシノブ・ヤマモトの争奪戦にも敗れた」と失敗続きの補強に言及。また、パドレスもフアン・ソト外野手をトレードで放出。昨季のサイ・ヤング賞投手のブレイク・スネル投手、アストロズとの契約合意が報じられたジョシュ・ヘイダー投手の流出を指摘した。

 2014年にはパドレス以外の4球団がプレーオフに進出しているカリフォルニア州。ドジャース以外の球団は下馬評を覆すことができるだろうか。

(Full-Count編集部)

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