10人中残るはただ1人…1位は移籍先で覚醒、3位が戦力外 鷹2016年ドラフト組の現在地

日本ハム・田中正義、ソフトバンク・三森大貴、元ソフトバンク・九鬼隆平(左から)【写真:荒川祐史、藤浦一都】
日本ハム・田中正義、ソフトバンク・三森大貴、元ソフトバンク・九鬼隆平(左から)【写真:荒川祐史、藤浦一都】

4位指名の三森は昨季102試合で打率.260、5本塁打、21打点だった

 今オフもプロ野球界にはたくさんの動きがあった。ソフトバンクの2016年ドラフト組では、10人いた選手のうち、ついに“生き残り”は1人に。プロ野球の世界の厳しい生存競争を表しているようだ。

 1位は、5球団重複の末に指名した田中正義投手。故障続きで未勝利のまま、2022年のオフに近藤健介外野手の人的補償として日本ハムへ移籍した。すると才能を開花させ、昨季守護神として25セーブをマークした。

 2位の古谷優人投手は窃盗により2021年限りで球団が保留権を放棄し自由契約選手となった。3位の九鬼隆平捕手は通算10試合出場にとどまり昨季限りで戦力外となり、育成でDeNAに入団した。

 支配下では“最下位”だった4位の三森大貴内野手は、ユーティリティとして欠かせない存在に。昨季は102試合で打率.260、5本塁打、21打点で“最後の砦”となっている。

 6人いた育成選手も次々とユニホームを脱ぎ、NPBに残るのは2020年からヤクルトに移籍した2位の長谷川宙輝投手のみ。プロ8年目となり数は減ったが、ユニホームを着続ける選手たちは今季どんな活躍を見せてくれるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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