デコピンだけで売上50倍…大谷翔平は愛犬も異次元の経済効果 担当者は“悲鳴”

ドジャース・大谷翔平と愛犬のデコピン【写真:Getty Images】
ドジャース・大谷翔平と愛犬のデコピン【写真:Getty Images】

デコピンTシャツを販売する「スペースエイジ」担当者も「嬉しい悲鳴」

 スポーツ関連グッズなどの制作を手掛ける「株式会社スペースエイジ」は、ドジャース・大谷翔平投手の愛犬・デコピンをモチーフにしたTシャツを16日に発売した。同社の担当者によると発売から3日の時点でEC全体の売り上げが通常時の約50倍にのぼっているという。

 今回発表されたTシャツは、デコピンが胸のド真ん中にプリントされているものと、胸に「Dekopin」の英語が書かれ、傍にデコピンが佇むバージョンがそれぞれ白、青、グレーの3色で展開されている。価格は税込み3980円で、16日から31日まで「Space Age Online Shop(Space Age公式ショッピングサイト)」にて受注予約を受け付けている。

 大きな売り上げと話題が生まれた裏側には偶然が重なっていた。グッズが発表された同日の早朝、大谷の株式会社コナミデジタルエンタテインメントのアンバサダー就任が発表され、インタビュー動画では、デコピンとの出会いや大谷がぬいぐるみを持ち帰る様子が映された。その日、大谷は自身のインスタグラムのストーリーでデコピンがぬいぐるみを“破壊”した画像を公開。一連のエピソードは瞬く間にネット上で大きく話題となった。

 その後、正午からグッズ販売が発表されるとSNSで大きく拡散された。Tシャツ単体での売り上げは、即日過去最大に到達したという。担当者も「今回、ありがたいことに取材、露出が多く、問い合わせがかなり増え対応に追われ、通常業務がストップするなど社内でも嬉しい悲鳴を上げております」と答えた。

 大谷自体がTシャツに不在という異例の形にもかかわらず、開始から3日経過した時点でEC全体の売上が通常時の約50倍に到達。現在は注文者全員に送り届けるため、工場へのTシャツボディの在庫確保を調整しているという。大谷の“愛犬”としてMVPの受賞中継に登場して2か月が経ってもまだまだ注目は止まらない。

(森大樹 / Daiki Mori)

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