いよいよ残り1年…イチロー氏に訪れる“史上初の瞬間” 後押しする27歳からの記録

マリナーズ会長付き特別補佐兼インストラクターのイチロー氏【写真:Getty Images】
マリナーズ会長付き特別補佐兼インストラクターのイチロー氏【写真:Getty Images】

敏腕記者ローゼンタール氏「イチローは満票で選出されるべきだ」

 2024年度の米国野球殿堂入り投票は、23日(日本時間24日)に結果発表が行われる。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」では、一足早く2025年度に有資格1年目を迎えるイチロー氏の話題に。敏腕記者として知られるケン・ローゼンタール氏は「イチローは満票で選出されるべきだ」と言及した。

 ジェイソン・スターク記者は「(そろそろ)野手の誰かが満票で選ばれないといけない。その人はイチローではいけないのだろうか?」と指摘。満票はこれまでマリアノ・リベラ氏ただ一人で、野手はゼロだ。「もし10度のゴールドグラブ、3100本に近い安打数(そしてNPB時代の1278安打)、通算500盗塁、MVP、新人王の実績では足りないのなら、私たちはお手上げだ」と持論を述べている。

 これにローゼンタール記者も同意。「イチローは満票で選出されるべきだ。彼は27歳のときにMLBに移籍したが、3089安打を記録した。しかも、驚くべきこととして最初の10シーズンで2244安打を記録した。新人王、MVP、10度のゴールドグラブを獲得し、球宴にも10度出場した。議論は終わりだ」と言い切っている。

 また、ピーター・ギャモンズ記者は裏話も披露。「2006年のWBCでベストナインに選出された直後に、殿堂入りしたら何語でスピーチするか聞いた。その時、彼は『スペイン語』と答えた」と明かしている。デレク・ジーター氏でもわずか1票とどかなかった満票。イチロー氏の結果が出るまでいよいよ残り1年だ。

(Full-Count編集部)

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