2軍では無双、未来のエース候補ら…阪神1軍抜擢の逸材 岡田監督が築く“常勝軍団”

阪神・富田蓮(左)と前川右京【写真:荒川祐史、小林靖】
阪神・富田蓮(左)と前川右京【写真:荒川祐史、小林靖】

キャンプメンバーの振り分けが発表された

 阪神はシーズンに向けた春季キャンプの1軍、2軍の振り分けを発表している。1軍キャンプには昨年レギュラーで活躍した選手はもちろん、これからに期待したい若手たちの名前もズラリと並んだ。

 投手では、高卒2年目左腕の門別啓人投手が1軍スタートとなった。1年目の昨季は、2軍で12試合に登板。1年目ながら防御率2.78、WHIP1.18とまずまずの投球を見せていた。

 同じく2年目の19歳、茨木秀俊投手は、昨季は2軍で12試合に登板し3勝3敗、防御率6.57だった。1軍登板は1度もないものの、首脳陣からの期待が伺えるキャンプ抜擢だ。左腕の富田蓮投手も期待の1人で、2軍では昨季14試合に登板して5勝2敗、防御率1.77の好成績を記録した。

 野手では小野寺暖外野手、前川右京外野手、野口恭佑外野手に期待だ。小野寺は2021年、22年と1軍打率は1割台も、昨季急成長。1軍で少ない出場ながら打率.347、OPS.829と好成績をマーク。2軍では150打席以上立った打者の中ではチームトップの打率.305、OPS.827と文句なしで、あとは1軍で大活躍を見せるだけだ。今季はシェルドン・ノイジー外野手らと争い、1軍でのレギュラー獲得に期待がかかる。

 前川は昨季1軍デビューを果たして6月には打率.358を記録。スタメン起用が続いた時期もあったが長くは続かず2軍落ちすると、8月以降は2軍公式戦でも出場なし。悔しい後半戦となったが、実力は証明済だ。

 野口は昨季は2軍で打率.303、6本塁打18打点の好成績をマーク。11月に支配下登録となった。1軍の外野の層は厚いが、まだ2年目の23歳と若く、岡田彰布監督の下で実力をつけていく。

【メンバー一覧】未来のエース候補ら1軍抜擢の逸材ずらり…阪神のキャンプ振り分け

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