12球団No.1、逸材24歳が叩き出した「.412」 日本を担う捕手へ…備える“密かな魅力”

西武・古賀悠斗【写真:矢口亨】
西武・古賀悠斗【写真:矢口亨】

3年目の古賀悠斗、正捕手として成長のシーズンに

 西武の2年目・古賀悠斗捕手は、昨季は捕手としてチーム最多の98試合に出場。守備率も.992と高く、オリックスへ移籍した森友哉捕手の穴をカバー。オフにはアジアチャンピオンシップに日本代表として出場するなど、飛躍の1年となった。

 中大から2021年ドラフト3位で入団した古賀は、昨季は盗塁阻止率12球団トップの.412をマークした。リーグ別でみると2位の楽天・太田光捕手の.357、3位のソフトバンク・甲斐拓也捕手の.329に大きな差を付けている。

 昨季のチーム防御率2.93はリーグ2位、リード面でも投手陣を引っ張った。セイバーメトリクスの指標などで分析を行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)のデータによると、ストライクゾーン外の投球に対し、打者がスイングした割合を示す「O-Swing%」は「24.6%」と、昨季250打席以上立った打者の中では16位と低い数値が出ている。打率は.218だが、キラリと光る魅力もある。

 今季は新たに炭谷銀仁朗捕手も加わり、キャンプでは同じく1軍スタート。3年目の古賀は充実のシーズンにできるか。

(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA http://deltagraphs.co.jp/
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』(https://1point02.jp/)も運営する。

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