大谷翔平取材にある“心残り”「難しかった」 4か月の沈黙…解雇で聞けなかった言葉

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

元エンゼルス番のサラ・バレンズエラ記者が語る大谷取材

 2022年からエンゼルスの番記者を務めた元ロサンゼルス・タイムズ紙のサラ・バレンズエラ記者が26日(日本時間27日)に公開された米ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」で大谷翔平投手の取材について語った。準備の多い二刀流の取材は、多くの制限も。「単独取材ができたらよかったのに……」と難しさを語った。

 ロサンゼルス・タイムズ紙は、社内で大規模な人員削減計画が打ち出されているとされ、今月大量115人が解雇された。バレンズエラ記者も自身のX(旧ツイッター)で解雇通知が来たことを明かしていた。2022年から大谷を取材していたが、「オオタニは単独取材を受けないし、喋りかけてはいけないと伝えられた」と明かした。

 前例のない二刀流。投手と野手の準備には多くの時間を要する。大谷の取材は登板後、時間も限られることが多かった。また、右肘の靱帯損傷が発覚した昨年8月からは、12月のドジャース入団会見まで口を開かず。「彼の言葉を聞かずに周りの声を頼りにして書くのは、難しかったわ」と振り返った。

 取材は選手あってのもの。そして、選手は試合に出て結果を残すことが第一。ただ、バレンズエラ記者は世界が注目する二刀流の考えや思いをもっと伝えたかった。「取材のやり方には、受け入れるまで少しの間困惑したわ」と振り返った。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY