フィールド外で証明した大谷翔平の“向上心” 米メディア絶賛の「知られざる一面」

夕食会で英語のスピーチを披露したドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】
夕食会で英語のスピーチを披露したドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】

米ポッドキャスト番組でも称賛された大谷翔平の英語スピーチ

 ドジャースの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)に全米野球記者協会(BBWAA)ニューヨーク支部主催の夕食会に出席、スピーチをすべて英語で行った。公の場で発した2分間の“英語スピーチ”に感銘を受けた人は多く、米ポッドキャスト番組でも突出した向上心が称賛されている。

 大谷の話題が出たのは、米メディア「ジョムボーイ・ベースボール」のポッドキャスト番組「ベースボール・トゥデイ」。司会のクリス・ローズ氏は「オオタニの知られざる一面を私たちは知ることになりました。受賞スピーチで英語を話し、新しいチームへ感謝の気持ちを表明しました」と語った。

 ローズ氏はさらに「素晴らしい。日本や韓国から来た選手が私たちを魅了してきましたけど、彼らにもっと感謝しないといけない。英語を勉強して披露することは、恐く感じてもおかしくありません」と主張。「私は日本語を近いうちに、誰が相手でも話せるようになりたいとは思わない」と母国語以外の言葉を発する難しさを表現した。

 かつてツインズなどで活躍したトレバー・プルーフ氏も同調。「多くの人は『米国でプレーしているから英語を覚えないといけない』と主張する。だけど、日本や韓国に行って日本語や韓国語を覚えず、生活できる単語を覚えるだけの選手を何人も知っている。会見で日本語や韓国語を話した助っ人は見たことない」と強調する。

 プルーフ氏はさらに「英語は本当に難しい言語だ。称賛しなければいけない。素晴らしかった」とも語った。大谷の野球だけにとどまらない向上心は、深い感銘を与えている。

(Full-Count編集部)

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