シーズン終盤から“激変”…巨人23歳に覚醒の兆し 侍打線ピシャリ、異国でも無双状態

巨人・直江大輔【写真:矢口亨】
巨人・直江大輔【写真:矢口亨】

直江大輔は台湾のウインターリーグで好投、2軍キャンプから開幕1軍なるか

 昨季のシーズン終盤から続いている圧倒的な投球は本物なのか、真価の問われる1年を迎える。巨人の直江大輔投手は、5月以降1軍登板ない悔しいシーズンになったが、9月には32回1/3を投げて自責7、防御率1.95を記録。それ以降、フェニックス・リーグ、台湾のウインターリーグでも無双状態が続いている。

 昨季は1軍で4月に9試合で防御率0.87と好投を見せていたが、5月になると6登板で5失点と安定感を欠き、2軍に降格となった。ファームでも夏場以降に大量失点する試合もあり、一時防御率は6.59まで膨らんでいたが、終盤をいい形で終えた。フェニックス・リーグではオリックス戦に先発し、5回3安打無失点。侍ジャパンとの練習試合でも2回を投げて被安打1、無失点の投球を見せた。

 11月末からは台湾で行われた「アジアウインターリーグ」に参加。CPBL選抜戦では5回6奪三振1失点、台湾U-23アマチュア選抜戦では6回8奪三振1失点(自責0)の好投を見せるなど、4試合に先発して2勝0敗、防御率1.71の好成績を残した。最終的には防御率ランキング7位で大会を終え、オフシーズンに入った。

 2018年ドラフト3位で入団し、今季が6年目のシーズンとなる。春季キャンプでは2軍スタートになったが、オープン戦などでも好調を維持できれば、開幕1軍も十分に狙っていけるだろう。新戦力も加わってライバルも多いが、23歳で迎える今季を飛躍の1年にしたいところだ。

(Full-Count編集部)

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