46歳なのに…元中日鉄腕がまだまだ“全盛期” 歴代2位で迎える「最高峰の舞台」

元中日のラウル・バルデス【写真:荒川祐史】
元中日のラウル・バルデス【写真:荒川祐史】

46歳になった元中日バルデス、カリビアンシリーズ歴代2位の9度目の出場

 かつて中日でプレーしたラウル・バルデス投手が、中南米のウインターリーグ王者を決めるカリビアンシリーズに出場する。46歳にして9度目の出場となり、ルイス・デ・レオンの11回に次ぐ、歴代2位の回数だという。全米野球記者協会に所属するフランシス・ロメロ記者が、自身のX(旧ツイッター)で伝えた。

 1998年から母国キューバの国内リーグでプレーすると、ドミニカ共和国への亡命を経て、2004年にカブスと契約。メッツ時代の2010年にメジャー初登板を果たすと、通算5年間で103試合に登板して7勝7敗、2セーブ4ホールド、防御率5.13の成績を残した。

 2015年には中日に移籍し、3年間で通算65試合に登板。17勝24敗、防御率3.49をマークした。2017年にはオールスターにも出場。勝ち星には恵まれなかったが、黙々とイニングを積み重ねる投球で、ファンからも愛された。その後は、メキシカンリーグで活躍。ドミニカ共和国のウインターリーグではトロス・デル・エステに所属し、昨年12月には週間MVPに輝くなど存在感を放っていた。

 また、国際大会でもドミニカ共和国代表として活躍。2021年には東京五輪に出場し、横浜スタジアムで好投を披露したが、新型コロナ対策で無観客で行われたため日本のファンの前で勇姿を見せることができなかったのは残念だった。それでも、現阪神のヨハン・ミエセス外野手らと銅メダル獲得に貢献している。

(Full-Count編集部)

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