甲斐野、山川から「連絡ありました」 人的補償で移籍…西武入団会見「すごく緊張」

入団会見に臨んだ西武・甲斐野央【写真:湯浅大】
入団会見に臨んだ西武・甲斐野央【写真:湯浅大】

松井監督がサプライズ登場「近くで見るとイケメン」

 西武・甲斐野央(ひろし)投手が1日、埼玉・所沢市の球団施設で入団会見を行った。国内フリーエージェント(FA)権を行使してソフトバンクへ移籍した山川穂高内野手の人的補償として加入する。心境については「すごく緊張しています」と話した。

 甲斐野は2018年にドラフト1位で東洋大からソフトバンク入団。最速160キロの剛速球を武器に1年目に65試合に登板。昨季は46試合で防御率2.53だった。西武でも救援陣の一角を任される見込みで、6日から始まる宮崎キャンプではA班メンバーとして参加する。

 西武からソフトバンク(ダイエー時代を含む)へのFA移籍は山川が5人目となったが、ホークスに人的補償を求めたのは甲斐野が初となった。指名が発表された1月11日は一部で別のベテラン選手の名前の情報が流れるなど、大きな騒動となっていた。山川とは連絡を取り合ったといい、「連絡ありました。内容は言えないですけど。僕からも連絡したし、山川さんからも連絡いただきました」と明かした。

 西武の印象を問われると「ファンの声援はものすごいものがある。すごく熱いチーム。必要として獲っていただいたと思っている。いち早くファンの方と勝って喜びを分かち合いたい」と話した。人的補償で急遽移籍となったが、「(西武に)決まって、本当に西武の人間になるのかなという思いがあったけど、徐々に実感が湧いて、今日もまた実感が湧いた」と胸の内を明かした。

 目標には「50試合以上登板」を掲げた。会見の最中には松井稼頭央監督がサプライズ登場した。甲斐野は「初めて会いました。改めて近くで見るとイケメンですね」と笑顔。「日本一へ、一つのピースになりたい」と、胴上げを誓った。

【実際の写真】色紙に西武ファンからのコメントびっしり…入団会見に臨んだ甲斐野

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