大谷翔平が死球に怒り…睨まれた右腕が現役引退 驚異の5年連続70登板、歴史に残る鉄腕

アストロズ時代のジョー・スミス【写真:Getty Images】
アストロズ時代のジョー・スミス【写真:Getty Images】

インディアンス、エンゼルスなどで活躍したスミスが現役引退を発表した

 インディアンス(現ガーディアンズ)、エンゼルスなどで通算866試合に登板したジョー・スミス投手が、現役引退を発表した。代理人を務める「エクセル・ベースボール」の公式X(旧ツイッター)が31日(日本時間1日)、スミス本人のメッセージを公開。変則投法からのシンカーで数々の打者を翻弄した右腕がユニホームを脱ぐ。

 2006年ドラフト3巡目(全体94位)でメッツに指名されると、2007年にメジャー初登板し、2008年には82試合に登板した。2009年に三角トレードでインディアンス(現ガーディアンズ)に移籍し、6年間プレー。2014年にFAでエンゼルスに加入し、2015年にはリーグ最多の32ホールドをマークした。カブス、ブルージェイズ、アストロズ、マリナーズ、ツインズと多くの球団を渡り歩いた。

 アストロズ時代の2021年4月には、敵地でのエンゼルス戦で大谷翔平投手への死球を巡って騒動となった。代打で登場した大谷に投じたスライダーが右太もも付近に直撃。大谷は珍しくスミスを睨みつけるような仕草を見せ、一触即発の雰囲気となった。試合後には、故意死球について「そんなこと(故意に当てる)しようとは思わないよ。1番やりたくなかったことだ」と弁明している。

 メジャー15年間で歴代36位となる通算866試合に登板。55勝34敗、30セーブ228ホールド、防御率3.14の成績を残した。2011年からは5年連続で70試合以上に登板するなど、驚異的なタフネスぶりを発揮。2017年にはインディアンス、2019年にはアストロズでワールドシリーズ出場を経験した。

(Full-Count編集部)

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