プロ入りから19年…波乱万丈の2005年高校生組 海外→NPB2軍、軟式転向のスラッガーも

西武に復帰した炭谷銀仁朗、元巨人・陽岱鋼、元中日・平田良介(左から)【写真:湯浅大、荒川祐史、小西亮】
西武に復帰した炭谷銀仁朗、元巨人・陽岱鋼、元中日・平田良介(左から)【写真:湯浅大、荒川祐史、小西亮】

陽岱鋼が2軍参入のオイシックスへ、炭谷銀仁朗は6年ぶり西武復帰

 NPBの2軍公式戦に参入するオイシックス新潟アルビレックスBCは4日、陽岱鋼外野手との契約が合意に至ったと発表した。2005年高校生ドラフト1巡目で日本ハムで入団した37歳は3年ぶりの日本球界復帰となる。ここでは同年の高校生ドラフトで入団した選手の現在地を検証する。

 陽岱鋼は日本ハムでゴールデングラブ賞を4度受賞するなど活躍し、2017年に巨人へFA移籍。2021年限りで退団し、米国や豪州でプレー。昨季は北米独立「アトランティック・リーグ」のハイポイント・ロッカーズで97試合に出場し、打率.271、10本塁打、58打点、OPS.793をマークした。

 西武に1巡目指名された炭谷銀仁朗捕手は、2015年にベストナインに選出されるなど活躍。2019年に巨人へFA移籍し、2021年途中に楽天へトレード移籍。昨季限りで戦力外となり、今季は6年ぶりに西武に復帰した。古巣でどんな活躍を見せるか。

 オリックス1巡目のT-岡田外野手は2010年に本塁打王に輝くなど、通算204発をマークしている。しかし、昨季は0本塁打。今季が勝負の年となりそうだ。ヤクルト3巡目の川端慎吾内野手は2015年の首位打者。近年は代打の切り札として欠かせぬ存在になっている。

 DeNA大和内野手は阪神に4巡目で指名され、2018年にFA移籍。昨年は主に遊撃で88試合に出場し、打率.235、18打点をマークした。一方、3巡目で楽天に入団した銀次内野手はベストナインに2度輝くなど活躍し、昨季限りで現役引退。今季は楽天の「アンバサダー」を務める。

 中日1巡目の平田良介外野手は、通算1227試合出場で1046安打をマーク。2022年オフに戦力外となり、第一線から退いた。社会人や独立リーグのチームから声がかかる中、軟式チームの「A factory(エースファクトリー)」に所属。昨年12月に「プライドジャパン甲子園大会」に出場して話題を呼んだ。

 2024年にNPBでプレーするのは陽岱鋼を含めて5選手。ベテランたちはどんなプレーを見せてくれるだろうか。

(Full-Count編集部)

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