3年続く“覚醒の系譜” オリからまたブレークの可能性…頂点に立った期待の逸材

オリックス・池田陵真、村西良太、佐藤一磨(左から)【写真:北野正樹、小林靖】
オリックス・池田陵真、村西良太、佐藤一磨(左から)【写真:北野正樹、小林靖】

昨季MVP&新人王の村上は前年の2軍タイトルを経てブレーク

 2023年のプロ野球は、阪神が18年ぶりリーグ優勝&38年ぶり日本一を達成。立役者の1人が村上頌樹投手で最優秀防御率のタイトルを獲得し、リーグMVPと新人王をダブル受賞した。前年の2022年には2軍で最優秀防御率などのタイトルを獲得していた。今年も同様の形で成り上がる選手は出てくるだろうか。

 2軍でタイトルを獲得し、翌年に1軍でタイトル獲得もしくは表彰される流れは、3年続いている。オリックス・宮城大弥投手は1年目の2020年、2軍で6勝をあげて最多勝に輝くと、翌2021年は13勝4敗、防御率2.51と1軍でブレークし、新人王に輝いた。

 ロッテ・高部瑛斗外野手は2年目の2021年、2軍で28盗塁をマークしてタイトル獲得。翌2022年は1軍で137試合出場とブレーク。44盗塁でタイトルを手にし、ゴールデン・グラブ賞にも選出された。

 昨年の2軍個人成績を見ると、オリックス勢の躍進が目立つ。投手では右腕・村西良太が1.73で最優秀防御率のタイトルを獲得。育成左腕・佐藤一磨が8勝で最多勝に輝いた。

 野手では、池田陵真外野手が打率.301で首位打者、出塁率.362で最高出塁率のタイトルを獲得(規定打席14不足も規則による)。渡部遼人外野手が20盗塁で、盗塁王を手にした。有望な若手が続々台頭し、黄金時代を作るオリックス。リーグ4連覇へ今季も新戦力の誕生なるか、注目される。

(Full-Count編集部)

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